学歴高めの就活生の中では、コンサルタント、特に外資コンサルを就職先として選ぶのが力強いトレンドとなっています。
ただし、私のようなゆとり教育世代以降の社会人としては、疲れるし、モーレツ労働は避けたいわけです。
外資コンサルになってみたい!でもいろんな情報にあたってみると「激務」と聞く。。。実際、どのくらい激務なの?
という質問に答えます。
結論:プロジェクトによる
全く参考にならない結論ですが、事実はこれです。
といっても、私が就活生の頃は、そもそもプロジェクトってどういうものなのか、イメージが湧いていませんでした。コンサルと切っても切り離せない「プロジェクト」、そしてプロジェクトに大きく左右されるコンサルの働き方について説明します。
そもそもプロジェクトってなにか
コンサルという生き物は、基本的にクライアント企業のビジネスを良くするための「プロジェクト」をクライアントに提案・提供して利益を得ています。
クライアントはコンサル企業にこの高額なプロジェクトを発注し、コンサル企業はサービスとして企業内に溜め込んだ知見と優秀なコンサルタントを全力で提供します。
コンサルタントを1人雇う(アサインする、という言い方をします)ために、クライアントはアルバイトの何十倍ものお金を払います。
どうしてプロジェクトによるのか
理由1:できるマネージャーとできないマネージャーがいる
プロジェクトの実務上のトップは「マネージャー(呼称は企業による)」と呼ばれ、プロジェクトにアサインされているコンサルタントの実際の作業の指示や労務管理に加え、顧客との折衝や新たなビジネスチャンスの発掘に向けた情報収集を行います。
できるマネージャーは、このあたりの作業の指示が的確であるため、若手コンサルタントの作業に必要のない手戻りが発生せず、クライアントにも最初から質の高いアウトプットを提供することができます。
マネージャーのマインドの観点でも、労務管理に対して意識が高く、遅くならない内に若手コンサルタントを帰そうとしてくれます。
対して、できないマネージャーは、下記のようなタイプのことが多く、結果として若手コンサルタントの労働時間が伸びてしまう傾向にあります。
「機会創出」を言い訳にして、とにかくクライアントからプロジェクトを受注するために、低予算でプロジェクトを提案する→人手が足らず、作業を全て若手で行うことになる
クライアントのニーズを正しく理解できない、もしくはチームに正しく共有できない→作業に手戻りが発生する
モーレツ気質が残っている→クライアントに質の高いアウトプットを早く提供するため、スケジュールを詰め込む
理由2:いいクライアントと悪いクライアントがいる
若手コンサルタントが早く帰れるかどうかは、クライアントの性質にも大きく左右されます。私が経験したプロジェクトでは、下記のようなクライアントがいると労働時間が長時間化するケースが多かったです。
非協力的な担当者
担当者のキーパーソンの中には、往々にしてコンサルタントという存在を忌み嫌う方がいらっしゃいます。
理由としては、彼らの目にはコンサルタントが「現場の業務も知らず、偉そうなことを宣って上層部を煽り、無理な要求を現場に押し付けてくる」悪魔として映っているからです。
このような担当者がいると、プロジェクトを一歩すすめるための情報を得るのにも一喜一憂しなければならず、膨大なコミュニケーションコストが発生することになります。
作業を押し付けてくる担当者
クライアントの担当者の中には、自分が必要だと思った作業をろくに考えず若手コンサルタントに押し付けてくる方もいます。
特にプロジェクトのマネージャーが忙しく、手が回っていない場合には、このような担当者が「今こそ俺がプロジェクトに方向性を与えないと!」と使命感に駆られ、本来不必要な作業を生み出す傾向にあります。
理由3:コンサルの残業風土が変わりつつある
コンサル業界は、長らく長時間労働が当たり前とされてきた業界であり、それは現在も根強く残っています。とはいえ、最近はAccentureの例を筆頭に、働き方改革に向けた取り組みをすすめるコンサル企業も増えてきています。
※コンサル企業が働き方改革に成功すれば、自社での取り組みを例としてクライアントに売れる可能性があります。働き方改革はただコンプライアンスを守るための取り組みとしてネガティブに捉えられているわけではありません。
現場レベルで働き方改革の意識・実行ができるかと言う点ではまだ不明確な部分がありますが、優秀なマネージャーなどは働き方改革を意識した労務管理を進めようと努力してくれることもあり、早く帰れる可能性は高まっています。
理由4:結局は、あなた自身ができるかどうかだ
今までプロジェクトが激務となるかどうかのポイントについて述べてきましたが、結局は若手コンサルタントであるあなたの力量による部分が大きいです。
あなたが資料を早く完成させ、クライアント側の担当者と何でも言い合える緊密な関係を築き、マネージャー(もしくはその上のパートナー)にプロジェクトの状況を正確に報告・相談できれば、究極的には激務を逃れるための方法はいくらでもあります。
もちろん若手にそんなスキルがついていたらすぐにでもマネージャーになれてしまうでしょうが、かと言って「俺のプロジェクトなんて沼でさ〜、マネージャーが全然仕事してくれないんだよ」と愚痴っていても早く帰ることはできません。
コンサルは「ビジネスをよくする」サービスをクライアントに提供しています。自分の行っているビジネスをよくすることができないコンサルタントに、クライアントは発注するでしょうか。
結論:だから、プロジェクトによる
※ちなみに、今回の記事は就活生向けということで、スタッフレベルのコンサルタントの業務量を想定しています。ディレクターレベルになると、私生活と仕事の境目がなく、常に仕事を考えている人が多いような気がします。
ちなみに、私の場合は大まかに9時出社、20時から21時の間に退社といった時間で働く日がほとんどです。これを多いか少ないかと捉えるかは人によると思いますが、たくさん元気に働けるのも若いうちなので、私はぜひとも若い人こそ外資コンサルを試すべきではないかと思います。
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